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2006年01月11日

「普通のカメラ」が普通ではなくなる日

  [photo]

Nikonから、正式にフィルムカメラ(銀塩カメラ)等の縮小が発表されました。

Nikon Imaging | 新着情報 2006/1/11 お知らせ
フィルムカメラ製品のラインアップ見直しについて
(略)
大判カメラ用レンズ、引伸し用レンズにつきましては全品の生産を終了し、在庫がなくなり次第販売を終了いたします。また、フィルムカメラボディー、マニュアルフォーカス交換レンズ、その関連アクセサリーにつきましては一部を除き生産を終了し、在庫がなくなり次第販売を終了いたします。

えぇー、大判ニッコールと引き伸し用もですか?
Nikonも普通の会社になっていくなぁ。
早いトコ、アクセサリーも買って置いた方が良いかも知れない。

事前情報通り、終了になってしまったFM3A 。
Nikomatを発展させAi方式に対応する新しいボディとして、1977年に誕生したFM [ニコン・ファミリーの従姉妹たち] から始まったシンプルNikonの流れは、これで終了となる。
一応ラインナップ上にはFM10もあるが、これはコシナ製OEMであるし、その造りもちょっとベツモノと思われるので、敢えて。
もちろん、FM10もそれなりに面白いカメラである

FMシリーズは一眼レフカメラのBasicだったから、このカメラには思い入れのある方も多いと思う。
これで写真の基礎を覚えたという人も、、、もちろん私もそういった一人である。
時代は変わっている。
新しい物、新しい技術の台頭によって、使い方や使われ方も、価値観も、基準も、そして概念さえも変わって行くだろう。

これからはデジタルが主流になっていく事は間違いない。
気付かぬうちにいつか、「普通のカメラ」とはデジタルカメラの事を指すようになる。
今後はどんなカメラがBasicとなるのだろうか。
そしてそのカメラ達は、どんな写真を見せてくれるのだろうか。

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2006年01月11日 22:06に投稿されたエントリーのページです。

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