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2006年02月11日

反応各色

  [D200]

さて、ニコンの公式発表を受けてどういった反応があるか見てみました。
2月11日20時現在、"Google News "で「ニコン」をキーワードにしてみると、報道では3社だけのようです。
昨日のエントリーで引用した"デジカメWatch"と"NIKKEI-IT+"、それと"RBB Today"です。

RBB Todayの記事では、ニコンのQ&Aの内容を引用した上でこう続けています。

 製品に関する重要な事案は、ホームページ訪問者のわかりやすいところに告知するか、該当情報にアクセスしやすいようにリンクを貼るなど、アクセサビリティの向上を図ってほしいと感じた。
(高柳政弘@RBB 2006年2月11日 13:57)
・・・だな。
Q&Aに掲載しての公表なんて姑息ですわ。
この記者さんももっとキツイ言葉で書きたかったのでは?と勝手に推測してみる。
このほかメジャーどころのIT MediaとかC-net japan、ZDNet japanにも記事はありません。
上手い事週末にはまった、、、というか狙い通りでしょうか。
また素晴らしい事に対面窓口はこんな有様です。
 営業時間
 10:00~19:00
 年中無休(年末年始、2月11日・12日および8月の第3日曜日とその翌日を除く)
上手いなあ。。。
本当にここまで計算だったら感心しますね。
(電話の方は対応しているみたいですけど)

こんな状況なので、ニコンのイベントなどにも顔を出すプロの方の反応を覗いてみましょう。

撮影していて気になる、または自分のカメラに欠点があるのは許せないという人は修理してもらえばよいだろう。
一応はこれでメーカーの対策も出たわけだから、これで決着ということだろう。
 
でも、ひとつだけ。
D200は写真を撮る道具としてみれば、実に良くできた魅力的なカメラだと思う。それでいいんじゃないだろうか。カメラなんだから。もちろん、まだデジタルカメラというのは発展途上だし、これからも改良が進んでいくのだろう。それはまた次のお楽しみということでいいんじゃないでしょうか。
おっしゃる事は良く分かるんですが、「対策も出たわけだから、これで決着」というのは安易過ぎじゃないかなぁ。
送料くらいニコンが負担するのが誠意ってものではないかと思う次第ですよ。

ZFネタの時にもリンクした、那和秀峻さんのサイト

私は日頃から主張しているように、モニタ上でピクセル等倍以上拡大してあれこれ言うのは意味がないと思っている。プリントアウトされてこそ写真だからである。ただ、モニタ上で「あら探し」が好きな人々がいることも事実だから、このニコンのコメントはしないほうがよかったのではないだろうか。事実を客観的に認めて、ニュースとして流したほうがよかったと思う。いずれにしても、縞が出て気になるユーザーはQ&Aにあるように、画像データを添えて、ニコンのサービスセンターへ持って行ったほうがいい。
この日記は掲載「しないほうがよかったのではないだろうか」>那和さん。
やはり客観的事実だけで良いのでは?

この問題って当初より、プロカメラマンやライター達よりも技術系のユーザーさんの方が進んでいるんですよね。
有名になったTomitaさんのサイトですが、非常に面白い検証をしています。
単純にその発想や検証方法などを知るという事だけでも、為になるような気がします。

しましまノイズキャンセルプログラムがそれなりのレベルになってきたので、とりあえず暫定的ながら公開した。
 
一応、今回のプログラムでは、まつげノイズをターゲットとして減らす、ということにしてある。
ちょっと前のDiaryには縞々検出アルゴリズムの解説があったりします。
無駄に専門用語などを使わないので、とても分かり易いです。
・・・なるー!(分かった気になってる私、、、)
そして検証ページ=「D200のストライプページ」がこちら
途中経過その4(2006/2/10)
一通りのデバッグ作業が終了したので、作成途中ではありますが、しましま検出プログラムを公開します。
こういう物まで作ってしまうんだから、すごいですよね。
(本来はニコンがやるべき事ですのにね)

もうひとかた、こちらも初期からPhotoshopようplug-inを公開していらした方です。

 そこで、Photoshopのプラグインとして使える縞々ノイズ対策フィルターを作ってみました。
 これは、17タップのトラップフィルターで、縞々ノイズの周波数を除去しますが、それ以外はナイキスト周波数まで再現します。解像度の低減を最小限に抑えたフィルターAntiBanD200です。
もう素敵!と言ってしまいたくなります。
「独り言」などと奥ゆかしい事を言いながらも、にけさんは他にも「D200フォーカス調整」なども記事にしていますので非常に参考になります。
分かり易い文章を書く技術屋さんて、す・て・き。


それはそうと、コミュニティはどう? 荒れてる? と思ってNikon Digital.Net 見に行ったらもう、なんて言うか失望ムード全開?に見えます。
そりゃそうよね。お察し致します。(他人事かよ)

ものはついでと、久し振りに2chのデジカメ板も覗きに行ったら、相変わらずの混沌状態。
D200の発表前に見に行ったのが最後だったかな?
あの時D200関連のスレッドはNo,20前後だったような気がしますけど、乱立と煽りだか荒らしだかで、読み切れません、、、、2chだけに意外と「ツボ」にハマル書き込みもあるんでしょうが、量が多すぎて今日は降参。

しからば海外。
有名どころの"dpreview.com"も複雑な反応を示しているようです。

Phil: It's good that Nikon have finally confirmed this issue, it's a shame they didn't react earlier as discussion about it has been rife for at least six weeks and can only have been damaging to the image of the camera. I'm also a little amused by the "won't be visible in prints of size A3 and smaller" comment from the Nikon Europe text.

(コメントが)何もないよりはマシだけど、それにしても・・・ねえ。
世界共通ニコンユーザーの溜め息が聞こえる。(かも)

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2006年02月11日 23:27に投稿されたエントリーのページです。

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