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2005年11月20日

この一生だけでは

  [about me/miss M.]

生きていたいとは思わないのに、何故「生きたい」と願うのか。

"願う"という言葉が微妙に外れているかも知れない。
生き続けなくてはならないから、だから。
「生きたいと願う」と言うよりも、「自分が生き続けることを選択するよう、その事を願う」と。
ただそんなに回りくどいことを言うんじゃなくて、つまりは私は生きたいんだ、と。
それでもいいんですけれど、でも、そう言ってしまうと、微妙に自分の感覚と違和感があるので・・・
もしかしたら統合失調なんでしょうかね。


中島みゆき嬢の新しいアルバム『転生(TEN-SEI)(YCCW-10017 ヤマハミュージックコミュニケーションズ)が11月16日発売されました。
同日、HMVから黒のレザー・ペンケースと共に、私の手元にも届いています。


2004年1月に上演された夜会VOL.13「24時着 0時発」。その名場面で演奏された数々の名曲達が新しい命を吹き込まれてレコーディングされました。

DVD発売の時にも書いたのですが、当時本当に死んでしまう(死んでしまおう)と考えていた私は、「せめて死ぬ前に今一度、みゆきさんにお会いしてから思い残すことなく死んで行こう」などと本気で思っていたのです。
あの1月14日に、渋谷の東急本店通りを朦朧としながら登り辿り着いたBunkamura コクーン。そして、訳の分からぬまま堪えきれずに泣き出していたあの空間・・・あの言葉・・・あの曲・・・
「命のリレー」は、彼女の心の根底に流れ続ける思いを、ついに形にした曲と言っても良いのかも知れません。
デビュー初期の楽曲から滔々と流れ続ける生と死への思いを、ストレートに表現しているのだと思います。
あまりにストレートすぎて、そのために、それを伝えるために『夜会』という空間が必要だったのだと、勘ぐってしまいます。

その「命のリレー」がフジテレビ特別ドラマ「女の一代記」(11月24・25・26日 21時より3夜連続)の主題歌ともなっています。
その想いはファン以外の、特別思い入れのない方々には伝わりづらいかも知れませんが、ドラマの作り次第では、とても素晴らしい物になるのではないかと期待しています。ただ、昨年11月27日に同じフジテレビで放送された「海峡を渡るバイオリン」では、「二隻の舟」をダイジェストに繋ぎ合せて流すなど、心配の種は尽きません。


2006年1月24日よりBunkamuraから青山劇場に小屋を変え、夜会 vol.14 『24時着 00時発』が架かります。
再演ながら、「かげ」と「あかり」にまた、会えます。
文字通りの再演などと思っている人は一人もいませんが、好評だった『24時着 0時発』を、『24時着 00時発』でどのように作り直してくるのか、また良い意味で裏切ってくれることと待ち望んでいます。

今、もし私に「生きている理由とは?」と聞くなら、
『来年2月に、また中島みゆき嬢に会いたいから』
 そして
『少ないけれど、こんな私を励まし続けてくれる人達に、どうしても会いたいから』
そう答えたいと思います。

そして、お会いしてお礼を言うことも出来ないけれど、優しく心配してくれる名も知らない貴方・貴女に応えるためにも。

コメント (2)

Key:

私も「転生」聞きまくっています。

>「命のリレー」は、彼女の心の根底に流れ続ける思いを、ついに形にした曲と言っても良いのかも知れません。

そうなのかもしれませんね。

そうそう、CMネタで壁紙ダウンロードなんて話題もありますよ。

▼ナマシボダウンロード
http://www.namashibori.com/download/index.html

Keyさん、ありがとうございます。
壁紙DLしました。
このTVCM良く流れてますね。珍しくテレビネタについて行けてるなって気がします。

壁紙といえば、例の「生まれ変わっても、きっとあなたは歌い出す」というYAMAHAのメッセージ、いつか壁紙になってDLできると信じていたんですが、駄目でしたね。
撮っておいた文春も混乱の間に何処か紛れてしまいました。
そろそろ大掃除しなくては。

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2005年11月20日 23:20に投稿されたエントリーのページです。

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