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2008年01月29日

Nikon D60 発表、、、それよりNikkor各種

  [Nikon]

噂通り、予定通り、29日に発表となりました。
色々と憶測もありましたが、やはり先日製造終了のアナウンスのあったD40x後継機。
D40とD80の間を補完する機種として、D40xの進化型として堅実にまとめてきた様子です。

Nikon | ニュース(報道資料):デジタル一眼レフカメラ「ニコン D60」の発売について
世界初のエアフローコントロールシステムでゴミ軽減機能強化、小型軽量、多彩な画像編集機能デジタル一眼レフカメラ「ニコン D60」の発売について
2008年1月29日
 株式会社ニコン(社長:苅谷道郎)の子会社、ニコンカメラ販売株式会社(社長:西岡隆男)は、 有効画素数10.2メガピクセルの高画質、重さ495g※の小型軽量、優れた操作性、撮像素子前面に付着するゴミやほこりの軽減機能を強化したエントリーモデルのデジタル一眼レフカメラ「D60」を発売します。
※ バッテリー、SDメモリーカード、ボディーキャップを除く。
●発売概要
商品名 デジタル一眼レフカメラ「ニコンD60」
価格 オープンプライス
発売予定日 2008年2月22日
イメージセンサーに付着するゴミへの対応を大きく謳っています。
やはり、一般向けボディにはゴミ対策が大きなポイントになるようです。特に店頭での他機種との比較に耐えるには、無いより有った方が良いですから。
確かに付かないに越したことはありませんが、これまでも十分付き難かったですし、付いても簡単な掃除で済むんですけれどもね。

そんなことより他の機能、特に「RAW現像」は羨ましいです。

 また、豊富な画像編集機能として、RAWデータをJPEGファイルに変換する「RAW現像」、点光源などの明るい部分がクロスした光線として表現される「クロススクリーン」、撮影画像をつなげてユニークな動画を作ることができる「ストップモーション作成」など、画づくりの楽しさをアップする機能も搭載しています。
私の場合には日頃RAW撮りして帰ってからPCで現像作業するのが通常ですが、出先でちょっとデータを渡すとか、撮った後にjpegにする必要が出た場合などには、カメラ内で現像処理してくれるというのはとても欲しい機能です。
以下のレンズキットも発売します。いずれのレンズキットも、D60と手ブレ補正機能(VR)搭載レンズとの組み合わせになります。
* D60 レンズキット オープンプライス 2008年2月22日発売予定
AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR付
* D60 ダブルズームキット オープンプライス 2008年2月22日発売予定
AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VRおよびAF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G(IF)付
レンズキットの場合はどちらもVR付きです。
他メーカーが手ブレ補正機構のボディ内蔵を売りにしていることなどへの、ニコンからの解答ですね。
余計な光学系が入ることで画質がスポイルされることもありますが、これまでのこの2本の安価なズームの性能からすれば、VR付きでボディ+1.5万円、ダブルズームキットが+4.5万円ならお買い得でしょう。
●開発の背景
 「D60」は、携帯性、操作性、パソコンでの画像処理など、デジタル一眼レフカメラのエントリーユーザーのご要望を取り入れ、いっそうユーザー層のすそ野を広げることをねらいとしています。また、世界初の「エアフローコントロールシステム」によってゴミ軽減機能を強化し、美しい画像の確実性を高めます。
 単なるエントリーモデルではなく、多彩な画像処理機能で画づくりを楽しむことも可能で、趣味としてデジタル一眼レフカメラを始める方やクリエイティブな作品づくりを目指す方にも最適です。
先日発表になったキヤノンのEOS Kiss X2などと比較されやすいかも知れませんが、全くセグメントの違う機種なので、それはナンセンスですね。
D3やD300の衝撃的な発表からすると今回のD60は少なからず拍子抜けする機種に見えてしまうかも知れませんが、安定した性能の堅実な機種だと思います。
悪く言えばD40xの焼き直しですが、D40xの熟成型、ブラッシュアップですね。
逆に考えると、D40xってなんだったの? という事になるんですけれども。

それより今年の本命はNikkor各種。
それと、D80後継機(仮称D90)です。
D60が程々に押さえた機種となった分、D90(仮称)はD3やD300から受け継いだ機能を盛り込んで、尚かつ機械としての完成度も高い機種になるでしょうから、D60をカタログスペックで見て不満の残る人は、我慢してD90(仮称)まで待っても悪くないと思いますね。

それよりも今回は、同時発表のNikkorレンズ群です。
 ・PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED (2008年2月22日発売予定)
 ・PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED (2008年夏以降の発売予定)
 ・PC-E Micro NIKKOR 85mm F2.8D (同)
 ・AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED (2008年3月発売予定)
 ・AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR (2008年2月22日発売予定)
 ・AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR (2008年2月22日発売予定)

PC-EレンズとAF-S Micro NIKKOR 60mmは「ナノクリスタルコート」(Nano Crystal Coat)採用です。

PC Nikkor復活です。
建築や商品撮影分野からは要望が強かったのだと思います。
もちろんアマチュアからも。
D3の成功でリリースする、というよりは、来年?に出ると噂のFXフォーマット高画素版向けのレンズでしょうか。

Nikon | ニュース(報道資料):PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED などの発売について
シフト機能、ティルト機構を搭載、アオリ撮影ができるPC-E NIKKORレンズシリーズPC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED などの発売について
 2008年1月29日
PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED
●発売概要
商品名 PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED
希望小売価格 295,000円(税込み309,750円)
発売予定日 2008年2月22日
 
「PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED」「PC-E Micro NIKKOR 85mm F2.8D」は2008年夏以降の発売を予定しています。価格、仕様などは後日、お知らせします。
電磁絞り機構を採用したことで、一部の機種を除き自動絞りで撮影が可能ですから、旧タイプのプリセット絞りでのあの儀式のような操作はせず、手間が省かれるわけです。
ちょっと前、おもちゃレンズを使ってアオリ遊びが流行りましたけれど、これらのPC-E Nikkorが出たらもっと遊べますね。
価格なんかにビビッちゃ駄目です。
プロがお仕事で使う道具で遊ぶんですから。

こちらもかねてから噂され、ひたすら待ちぼうけとなっていた1本です。

Nikon | ニュース(報道資料):AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED の発売について
優れた描写力、一般撮影も可能な近接撮影用ニコン一眼レフカメラ用レンズAF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED の発売について
 2008年1月29日
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
●発売概要
商品名 AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
希望小売価格 83,000円(税込み87,150円)
発売予定日 2008年3月
ようやくAF-S化されました。でもGタイプレンズなんですよね、それが何となく残念。
60mmですからVRはどうでもいい、と言うか評価の高いMicro 60mm の描写性を捨ててまでVRが必要ではないですから、このVR無しはニコンの決断に拍手です。
で、キモは「ナノクリスタルコート」ですよ。もはや鬼に金棒ですね。
後は使い手次第、撮り手次第、、、

常用ズームレンズの新しいのも来ました。
DX用ですが、これまでは1本で広角から望遠までというワガママな要求が多かったと見えて、それらに対応するレンズが、レンズメーカーをはじめとして標準域ズームの中心でした。
しかし今後は、また以前のように広角、標準、望遠などど区分けが出てくると思います。

Nikon | ニュース(報道資料):AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VRの発売について
広角16mmからの5.3倍ズーム、手ブレ補正機能、超音波モーターを搭載したズームレンズAF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VRの発売について
 2008年1月29日
●発売概要
商品名 AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR
希望小売価格 95,000円(税込み99,750円)
発売予定日 2008年2月22日

出来れば明るい単焦点を充実させて欲しいのですが、なにしろD3と一緒に出た「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED」とか「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」なんてのが他社の単焦点レンズを凌駕する性能ですから、とりあえずニコンのレンズ開発陣には好きなようにやってもらって良いです。
その代わり、アマチュアも楽しめるようなレンズも充実させて欲しいですね。

今年はNikkorの新しいレンズに注目しつつ、後半に出ると噂のD80後継機(仮称D90)が楽しみです。
その前にD3・・・

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2008年01月29日 23:36に投稿されたエントリーのページです。

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