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2007年08月 アーカイブ

2007年08月06日

62年

広島

広島市への原子爆弾投下 - Wikipedia
1945年8月6日

長崎

長崎市への原子爆弾投下 - Wikipedia
1945年(昭和20年)8月9日、午前11時2分

ロバート・オッペンハイマー

われは死神なり ~広島 長崎に落ちた原子爆弾~ /週刊スモールトーク
(略)のちに、原子爆弾の開発者である自分自身を『われは死神なり、世界の破壊者なり』となぞらえたが、これはヒンズー教の教典『バガヴァッド ギーター(神の歌)』から引用されている。
(略)
 あの原子爆弾の開発計画さえなければ、オッペンハイマーは、天文学や物理学の世界で大きな功績を上げ、幸福な人生を歩んでいたかもしれない。だが、歴史の神は、彼をプロメテウスに仕立てたのである。プロメテウスは人間に火を与えた罰として、永遠にハゲタカに内蔵をついばまれるという怖ろしい刑を受けたが、オッペンハイマーも同じような運命が待っていた。

黙祷

2007年08月08日

シャムの女王

熱帯スイレン
 'Queen of Siam' (クイーン・オブ・サイアム)

_DSC3218.jpg
D200 + Zoom Micro70-180mm

 ISO=400 スポット測光
 SS=1/4000/F=5.3
 AdobeRGB

露出はD200の出目。
追肥した油粕の影響か水は褐色で、
加えてバックがちょうど葉の空いた水面のため
殊更に黒く落ち、また白メダカの影も写り込み、
独特の雰囲気となりました。

花弁の色やディテールを思うと、
これが適正露出、と私は思います。

2007年08月09日

露出

前回と同じ被写体をD40で撮ります。
 ISO:200 / スポット測光 / 絞り優先AE
 シャッター速度:1/1600秒 / 絞り:f=5.6
 AdobeRGB

レンズの違いによる被写体との距離、構図、等々の違いもありますが
入門機という性格上、D40ではかなり明るめに出ます。
_DSC0532.jpg
 D40 + 18-55mm F3.5-5.6GII
意図した物とは違いましたが、スポットで取った露出が(何故か)ちょうど平均的にはまりました。

撮って出しですと露出オーバーで花弁が飛んでしまうのですが、データそのものにはまだディテールは残っているので、これからNXなどで処理を掛けるわけです。

Dライティングで上下を押さえるか、
下が潰れるのを承知で上を押さえるか、
私としては後者が好みですけれども。

2007年08月10日

答えは

正解は、これでした。

 「I Love You, 答えてくれ」
 (YCCW-10037) ヤマハミュージックコミュニケーションズ
 2007年10月3日発売

NAKAJIMA MIYUKI OFFICIAL SITE
流行や時代性に左右される事のない、普遍性のある、自然体の中から溢れ出てくる人間の根本を、ロックという表現で、ソリッドかつストレートに表現した作品に仕上がりました。これまでの作品に参加してきたマイケル・トンプソン(G.)、ニール・スチューベンハウス(B.)、ジョン・ギルティン(Key.)らに加え、ケニー・アロノフ、ジョーイ・ウォーロインカー、マット・ラウグ(Dr.)ら、LAのトップ・セッションミュージシャンが参加しています。

Rock、だそうですけれども、それにしてもしかしこのジャケット、どうしたんでしょうか。
先日「一期一会」でも触れましたけれど、引き続きインパクトありすぎです。

「宙船」で再び目覚めちゃったんでしょうか?
第二次御乱心期突入?
いや、それはそれで楽しみではありますけれども。

2007年08月11日

私的適正

フィルム、特にリバーサルで撮っていた頃と比べると、随分と撮り方が変わりました。
ある意味「雑」な撮り方になりましたけれど、気軽に撮っていますね。

中でも特に変わったのが露出の決め方でしょうか。
露出なんて、表現する目的に応じて適正かどうか違うんですから、撮影者の好きずきですよ。
カメラの背面液晶なんて余りアテになりません(でもヒストグラム表示は役に立ちます)ですし。
そんなワケで専らRAW撮り。
カメラの内蔵露出計のクセを把握しておいて、どちらかというとお任せ。
後からCaptureNXなどで目的に合わせた現像をすれば、これで結構意図的なコントロールが可能です。
フィルムじゃないですから、わざわざJPEGにしてブラケッティングで何十枚なんて、時間の無駄では無いかと思うわけです。

何れも"D200 + Zoom Micro70-180mm"にて
 ISO=400
 内蔵露出計による絞り優先AE
 スポット測光
 シャッタースピード:1/1000
 絞り:f8

▼D200の出目
これくらいがしっとりしていて好きですね。
_DSC3242nt.jpg

▼NXで後処理 = +2/3段の露出補正
例えば化粧品などの広告に使うような、透明感を出すイメージですと最低でもこのくらいまでは上げますよね。
もっと、手前の花弁が飛ぶくらいでもOKですが、写真としてはどうかなぁ。
素材として使うのなら現像はこのくらいにして、後はPhotoshopで処理、が適切な取り扱いではないかと。
_DSC3242hi.jpg

▼NXで後処理 = -2/3段の露出補正
シャドウを潰さずにディテールを明確化する・・・これはちょっと落としすぎました。
ディテールは残っていますが、上品な赤みが消えて青っぽくなってしまいました。
こんな時はやはり素直にDライティングに頼るのが良さそうです。
_DSC3242lo.jpg

寄る

クローズアップ
_DSC3256.jpg
 D200 + Zoom Micro70-180mm
乱れちゃいましたねえ、綺麗に揃うとこの世の物とは思えないほどの美しさを見せてくれるのですが、残念ながら殆どの場合、花時は仕事中なんです。

やって来るのは、何時もこのハチ
_DSC3233.jpg
 D200 + Zoom Micro70-180mm
ミカドドロバチでしょうか?
 参考:昆虫エクスプローラ

2007年08月22日

「本日、未熟者」

 

野望はあるか
義はあるか
情けはあるか
恥はあるか

先日のエントリーでも触れました中島みゆき嬢の新しいアルバム、「I Love You, 答えてくれ」
一曲目に置かれたのはTOKIOに提供した「本日、未熟者」ですが、21日にゲスト出演した大阪、FM802の「FLOWER AFTERNOON」に早くも、しかもフルコーラス掛ったそうで・・・
実は縁あってその録音を聴くことが出来ました。

いやー、いきなり凄いですわ。
一曲目がこれかぁ~って感じですね。
うん、納得。
10月3日に大期待

2007年08月23日

D3 D300

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
 って感じですか? 全世界的に。
無事、予定通り本日発表されました。
とりあえず論評抜き。

感想を言えば・・・「凄すぎて笑いが止まらない」
定期預金解約モードまっしぐら。
早くサンプル画像が見たいです。

D3 - デジタル一眼レフカメラ - 製品情報 | ニコンイメージング

Nikon | ニュース(報道資料):デジタル一眼レフカメラ 「ニコンD3」 の発売について
2007年8月23日
 株式会社ニコン(社長:苅谷 道郎)の子会社、ニコンカメラ販売株式会社(社長:西岡隆男)は、自社新開発の35mmフィルムの画面サイズに準じる大型CMOSセンサー(撮像サイズ36.0×23.9mm)を搭載したデジタル一眼レフカメラ「D3」を発売します。
(略)
 なお、「D3」には、35mmフィルムの画面サイズ36×24mmに準じた撮像サイズ36.0×23.9mmのCMOSセンサーを搭載していますが、ニコンでは、この撮像フォーマットを「ニコンFXフォーマット」と名付けました。
 また、ニコンは、独自に蓄積を重ねてきたデジタル画像のテクノロジーやノウハウ、いわゆる「画作り」といわれる包括的な画像処理コンセプトを「EXPEED (エクスピード)」と名付け、「D3」から「EXPEED」に基づいた最新の画像処理システムを搭載しています。
 その他、思い通りの画像の仕上がりを選択・調整できるニコンピクチャーコントロールシステム、世界最多※高密度51ポイントAFシステム、シーン認識システム、高精細・広視野角3型VGA TFT液晶モニター、2つのライブビューモード、CFカード ダブルスロット、HDMI(デジタルハイビジョン)出力対応など多くの新機能を搭載しています。
 
●発売概要
商品名 デジタル一眼レフカメラ 「ニコンD3」
価格 未定
発売予定 2007年11月
予定生産台数 当初月産約 8千台

D300 - デジタル一眼レフカメラ - 製品情報 | ニコンイメージング

Nikon | ニュース(報道資料):デジタル一眼レフカメラ 「ニコンD300」 の発売について
2007年8月23日
 株式会社ニコン (社長:苅谷道郎) の子会社、ニコンカメラ販売株式会社 (社長:西岡 隆男) は、画質、高速性能、操作性などを大幅に向上させたデジタル一眼レフカメラ 「D300」 を発売します。 「D300」 は有効画素数 12.3メガピクセルの高画素に加え、ニコン独自の包括的な画像処理コンセプト「EXPEED (エクスピード)」に基づいた最新の画像処理システムが搭載されています。その他、思い通りの画像の仕上がりが選択・調整できるピクチャーコントロールシステム、高密度51ポイントAFシステム、シーン認識システム、イメージセンサークリーニング機能によるゴミやホコリの低減、視野率約100 % (約0.94 倍)の高倍率ファインダー、高精細・広視野角3型VGA TFT液晶モニター、2つのライブビューモード、HDMI(デジタルハイビジョン)出力対応など多くの新機能を搭載しています。ニコンDXフォーマットの最上位機種として完成度を高めたデジタル一眼レフカメラです。
 
●発売概要
商品名 デジタル一眼レフカメラ 「ニコンD300」
価格 未定
発売予定 2007年11月
予定生産台数 当初月産6万台

Nikon | ニュース(報道資料):AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED、AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED、AF-S NIKKOR 400mm F2.8G ED VR、AF-S NIKKOR 500mm F4G ED VR、AF-S NIKKOR 600mm F4G ED VR の発売について

●発売概要
商品名 AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED
価格 未定
発売予定 2007年11月
予定生産台数 当初月産4千本
 
商品名 AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
価格 未定
発売予定 2007年11月
予定生産台数 当初月産6千本
 
商品名 AF-S NIKKOR 400mm F2.8G ED VR
価格 未定
発売予定 2007年11月
予定生産台数 当初月産2百本
 
商品名 AF-S NIKKOR 500mm F4G ED VR
価格 未定
発売予定 2007年11月
予定生産台数 当初月産2百本
 
商品名 AF-S NIKKOR 600mm F4G ED VR
価格 未定
発売予定日 2007年11月
予定生産台数 当初月産2百本
AF-S NIKKOR 600mm F4G ED VR
 
●各レンズの主な特長
AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED
 世界で初めて広角側14mm、開放F値F2.8を実現した超広角大口径ズームレンズです。単焦点レンズを上回る優れた光学性能を誇ります。強力にゴースト・フレアーを排除するナノクリスタルコート採用。
AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
 高性能で使い勝手の良い標準ズームレンズ。従来製品(AF-S 28-70mm F2.8D)の高い光学性能を維持しつつ大幅な小径化を実現しました。強力にゴースト・フレアーを排除するナノクリスタルコートの採用。
AF-S NIKKOR 400mm F2.8G ED VR
AF-S NIKKOR 500mm F4G ED VR
AF-S NIKKOR 600mm F4G ED VR
 いずれも、シャッタースピード約4段分の手ブレ軽減効果を発揮する「次世代手ブレ補正(VRII」を搭載。また、三脚使用頻度の高さに配慮し、新たに「トライポッドモード」 (三脚ブレ補正)を採用。主にスポーツ写真、モータースポーツ写真、野鳥撮影などの需要に応えます。強力にゴースト・フレアーを排除するナノクリスタルコート採用。


Nikon | ニュース(報道資料):「ニコンピクチャーコントロールシステム」を開発
 株式会社ニコン(社長:苅谷 道郎)は、被写体や撮影シーン、ユーザーの好みに合わせてデジタルカメラで撮影する画像の特性を調整できる画作り設定システム、「ニコンピクチャーコントロールシステム」を開発し、新製品の「D3」および「D300」に搭載します。
●開発の背景
(略)
 「ピクチャーコントロールシステム」は、このような様々な画作りのニーズにお応えする、新しいシステムです。初心者からプロフェッショナルまで各々のスキルに応じて、デジタル一眼レフカメラの設定画面上での容易な操作で、画作りの選択や調整が簡単にできます。この「ピクチャーコントロールシステム」を搭載した「D3」および「D300」などのカメラであれば、機種の異なるカメラであっても、同じ設定で撮影するとほぼ同じ画作りの画像が得られます。

Nikon | ニュース(報道資料):ニコン独自の包括的デジタル画像処理コンセプト「EXPEED」

 株式会社ニコン(社長:苅谷 道郎)は、独自に蓄積を重ねてきたデジタル画像のテクノロジーやノウハウを集大成し、いわゆる「画(え)作り」といわれる包括的な画像処理コンセプトを「EXPEED (エクスピード)」と名付けました。
(略)
 「EXPEED」は、画像処理エンジンなど特定の部品や機能を指すものではなく、あくまでも、ニコンのデジタル画像処理の包括的なコンセプトであり、デジタル一眼レフカメラ、コンパクトデジタルカメラを問わず、今後発売するニコンのデジタルカメラに適用されます。「EXPEED」を基本的なコンセプトとして、デジタルカメラ各機種に適した画像処理エンジンや画像処理システムを開発し搭載します。

Nikon | ニュース(報道資料):「シーン認識システム」をデジタル一眼レフカメラ「D3」「D300」に搭載

 株式会社ニコン(社長:苅谷 道郎)は、撮影前に被写体の色情報を利用して撮影シーンの解析を行い、デジタル一眼レフカメラのAF(オートフォーカス)、AE(自動露出)、AWB(オートホワイトバランス)の精度を向上させる「シーン認識システム」を開発しました。
 「シーン認識システム」は、デジタル一眼レフカメラ「D3」「D300」に搭載する「1005分割RGBセンサー」から得られる被写体の色情報や輝度情報などから撮影前に被写体の状況を解析し、その結果をAF、AE、AWBの各制御に反映するものです。これにより、従来機種を上回る高精度な制御を実現しています。

Nikon | ニュース(報道資料):NASAからニコンデジタル一眼レフカメラ「D2XS」、交換レンズなどを受注

2007年08月28日

学者は世間を・・・

ものっっすごい、馬鹿馬鹿しい(失礼!)調査です。
「国立」の機関でこんな無駄なことやっているなんて、ちょっとどうなんでしょうねえ。
センセイ、「世情」でも聴いて出直してください。

ユーミン、中島みゆきが「日本語回帰」 - 芸能ニュース : nikkansports.com
 日本を代表する女性シンガー・ソングライターの中島みゆきと松任谷由実の曲の歌詞に出てくる外国語の割合が、1970年代のデビューから90年代後半までは増加したが、2000年以降は減り「日本語回帰」とも言える現象が起きていることが27日、伊藤雅光・国立国語研究所文献情報グループ長の調査で分かった。
[2007年8月27日9時11分]

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2007年08月29日

Nikon D300

さてさて、D2X系の後継機種に位置づけられましたD300です。
公式にも「DXフォーマットのフラッグシップ機」として発表されましたが、
しかし、なんと今回は旗艦が三桁機で来ちゃいました。
 (ニコンDXフォーマット=APS-Cサイズ=23.6×15.8mm)
D300 - デジタル一眼レフカメラ - 製品情報 | ニコンイメージング

D200のガワにこなれたD2Xsの中身をブチ込んでくるという噂はありましたけれど、どうしてどうして、そんなヌルイ仕様じゃありませんでした。
これがニコン D300 ボディ:ヨドバシ・ドット・コムで見ますと、なんと特価:¥228,000 (税込)ですと!
待っていたユーザーサイドも驚きにあふれましたが、一番驚いて慌てたのは、D40以来シェアを奪われ続けていたライバルのキヤノンかも知れません。
巨大企業と化したキヤノンは待たずしてTOYOTAのような全方位網を布いて反撃してくるだろうと言われていましたが、その先手を打ったのはニコンでした。
中級機と謳う40Dとプロ仕様の最高級機、「EOS-1Ds Mark III」を発表したのが20日キヤノン、デジタル一眼レフカメラなど秋モデル発表会[デジカメWatch])、なんとその3日後には完全にニコンの後塵を拝する位置に突き落とされてしまいます。
基本スペック維持で低価格化(=40D、予想実売価格は150,000円前後)を図ったのは良いことだと思いますが、ニコンがD300の発表をしたことで市場全体での価格分布上から見れば、キヤノンの中型機40Dは、D80の上、D200の下に位置する機材となってしまったわけです。
価格から見ると無駄な争いをしない悪くない位置に配されてはいますが、スペック上ではライバルは数万円安い「D80」(現在100,000円前後)となります。
今後のキヤノンの出方が気になりますが、おかしな価格競争などせずに、良い意味での競争激化が始まるよう期待しています。

そして三桁機にしてDXフォーマット・フラッグシップモデルのD300は、照準をキヤノンのEOS-1D Mark III(2007/5/31発売、市場価格500,000円前後)に定めた様子です。

2007年08月30日

Nikon D3とD300 (その2)

それにしてもやはり世界陸上は1D系ばかりですね。
まあ世界陸上に限ったことではありませんが。
しかし、噂では「EOS-1Ds Mark III」の予約を中止するショップが続出しているとか、、、本当でしょうか、本当だとすればNikon D3の発表を受けてCANONサイドが戦略の練り直しを余儀なくされているように見えます。特に売り出し900.000円前後と言われていた価格について大きく見直しがかけられるとの噂もあります。
D3が500,000~550,000円スタートといわれていますので、これまでの積み重ねによる一日の長があるとは言え、同等機種で30~40万円の価格差では勝負になりませんので1Ds Mark IIIの値を下げて出したいところでしょうが、何せ最上位機種ですし、対抗してあからさまに値を下げるというのも「これまでの価格は何だったの?」と言うことになりますから、実にキヤノンも苦しいことになりそうです。
次の一手をどう打つのか、第三者的にも非常に面白い展開となりそうです。
 もちろん私的には "Nikon 頑張れ"ですけれども。

さてさて、フルフレームのFXフォーマット機「D3」とDXフォーマットの「D300」の同時発表には、少なからずニコンのメッセージがあると思います。
 FXフォーマットのフラッグシップ、「D3
 DXフォーマットのフラッグシップ、「D300

これと似た発表を思い出しました。
2004年9月16日にはD2XF6の同時発表をしました。
両者の発売時期は違いましたが、二つのカテゴリにおける旗艦機種の同時発表はユーザーに「やはりニコン」と言わしめたリリースでした。
今回の二機種はそれとはまた違う位置関係にありますが、フルフレームを待ち望んでいたユーザにも、そしてこれまでDXを使用し今後も維持しようと考えるユーザにも、「やはりニコン」と言わせるリリースとなりました。
海外の注目度も高く、KenRockwell はいち早く詳細なレポートを報じていましたね。
Nikon D3::KenRockwell.com
Nikon D300::KenRockwell.com

もちろん最高級、最上位に位置するのは一桁機のD3ですが、D300のスペックも確かに旗艦に相応しい物となっています。

ニコン、DXフォーマットのフラッグシップモデル「D300」を発表 | 家電 | マイコミジャーナル
D300が使用する撮像素子は有効1230万画素のCMOSセンサー。先日ソニーからCMOSセンサー「IMX021」が発表されたが、D300のCMOSはこれをベースに専用のカスタマイズを施したもので、汎用品ではないという。撮像感度はISO 200~3200が常用域。さらに1段の増減が可能で、トータルではISO 100~6400相当の範囲で使用できる。

常用域が3200!?・・・と驚いてはみたものの、ネット上にはぼちぼち画像が出回り始めたようで、現時点ではそれらを見る限り問題も無いように見えます。
確かにD300のISO:3200の画像などはノイズが出て粗いですが、昔々に室内競技ではTry-Xを増感して使っていた事とその現像結果を考えれば全くの許容範囲とも感じます。
ところが、D3においては常用域は何と6400!!!
ニコン、フルサイズCMOSを搭載したフラッグシップ機「D3」
■ 12チャンネル読み出しのCMOS撮像素子を搭載
 撮像素子はFXフォーマットで有効1,210万画素のCMOS。同社の開発による。DXフォーマットでのクロップ撮影時には有効510万画素となる。読み出しは12チャンネル。

 画素ピッチは8.45μmで、広い画素ピッチを活かして常用感度ISO200~6400を実現した。拡張設定でISO100~25600での撮影も可能。

 記録画素数はFXフォーマットで4,256×2,832ピクセル、5:4で3,552×2,832ピクセル、DXフォーマットで2,784×1,848ピクセル。記録形式はJPEGとRAWだが、D3では新たにロスレス圧縮RAWを出力できるようになった。


ニコンに肩入れしている私ですら「3200だって怪しいのに、6400はハッタリが過ぎるだろう」などと思いましたが、実機の提供を受けて使用(試用)を始めたプロの評価は「6400が驚くほど綺麗」とか。。。
 (あちこちのblogで書かれていますので探してください)
そうこうするうちに、既に世界陸上 大阪でのショット(ISO200-5000?)がネットに流出しているわけですが、コレらの画像を信じる限り、D3の高感度はまさしく実用域にあります。
この高感度とVRレンズを組み合わせたら、夜間競技で長玉も手持ち可能かも・・・まさに鬼に金棒?
私が撮るわけではありませんが、溜め息が出ますね。
さすがに女性ポートレートには無理かも知れませんが、低光量下でのスナップや室内で絞り込みたい時などには凄く魅力的でしょう。
触手は動くものの、なかなか簡単に手の出せる額ではありませんし・・・そうこうするうちにCOOLPIXの新型も発表されました。
使い切れやしないんですけれど、欲しい物ばかりが増える毎日ですわ。

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