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2004年10月25日

新潟県中越地震

  [diary]

台風23号の被害にと後処理(職場での話)に追われて、なんとか週末を乗り切ろうって時にとんでもない事になってしまった。

とにかく被災者の方々へのお見舞いと、安全の確保、さらに一日も早い復興を願うばかりです。

MSN-Mainichi INTERACTIVE 社会新潟中越地震:
避難生活中に3人死亡 過酷な環境背景か

避難所のほかにも家屋倒壊を恐れた人々が駐車場などで避難キャンプを行っている=新潟県十日町市諏訪町で24日午後3時36分、野崎勲写す
 新潟県中越地震で24日から25日にかけて車の中で避難生活をしていた3人が死亡した。疲労に加え余震の恐怖と寒さ、支援の食糧などの不足が背景にあるようだ。
直下型の怖さですね。
しかも山間地に大きな被害が集中してしまった。
山間の地区はお年寄りの比率が高く、しかも道路が遮断されているから、暗く湿った山道を這うように歩いて避難せざるを得ない。
何とかならんモノかと、、、とにかく余震が収束しない事にはどうにもならないが、本当に祈るばかりです。

NHKニュース
県地震災害対策本部設置について:平成16年新潟県中越地震に関する情報
新潟中越地震 震災掲示板 : YOMIURI ON-LINE
MSN-Mainichi INTERACTIVE 新潟県中越地震
Yahoo! JAPAN - 2004年新潟県中越地震

高校3年の頃、進路を確定する際に暫く迷った時期があった。

  進学するか、空自へ行ってヘリパイロットになるか。。。

結局、視力を考えて(無理ではなかったのだけれど)ヘリパイロットは諦めた。

台風 198210号 (BESS) の時、山間地に住む怖さを感じた。
山梨県は陸の孤島。鉄道も道路もボロボロで、県内の各所でも長期にわたって陸上交通が寸断された。(そのあとにも何度か被害の出る台風がありました)
内陸の山国だから海上交通なんてもちろん無い。このような山地での非常時交通、運送には絶対にヘリが欠かせないと思っていた。

阪神淡路大震災の時にも、思った。
市街地で今回のケースとは大分状況も違うけれど、日本ではピンポイントを狙える交通輸送手段がどうしても必要だ。

 必要とされている物がある。
 運びたい物資がある。

今自分が高校生の当時なら、迷わずヘリパイロットの道を選ぶだろうな。

新潟県と官邸の対策室だけでは対応が間に合わない。
もちろん現場で対応している自治体職員の方々には本当に頭が下がる。自ら被災者でありながら、きちんと責務を果たそうと活動している人も少なくないのに。

総理が被災地に足を運んでも、邪魔ですらあれ直接の役に立たないではないか。
その前に、国も、自治体も、消防や警察、自衛隊の災害派遣要請とか、面倒で馬鹿馬鹿しい手続きを一切取っ払って、強権で事を運べる組織を置く事だ。
阪神淡路の教訓を元に、随分と対応マニュアルも現場に向いた物になったけれど、まだまだ足りない。
ボランティア頼みの非常事態対応では駄目なんだ。

まだ総理の出る幕ではない。

MSN-Mainichi INTERACTIVE 事件◇首相らの「出足」には課題

 地震直後、マニュアルに沿って対策室を置くなど初動対応にあたった首相官邸だが、小泉純一郎首相は24日夜に地震発生後初めて官邸入り。細田博之官房長官、3人の官房副長官も23日には官邸に姿を見せず、政治家の「出足」に関しては課題を残した。

出足の対応の不甲斐なさを取り繕うのが目的ならやめて欲しい。
邪魔なだけだ。
必要なのは政治家ではなく、資材と人手と医療、そして避難所生活を強いられる人たちのメンタルケアだ。


せめて3日休めるなら、長岡まで行きたい。
温かなみそ汁の1杯を口にする事で少しでも元気を取り戻せる。
まずそこからだ。しかし現実は、いつも思うようにならない。

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2004年10月25日 22:19に投稿されたエントリーのページです。

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