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2005年04月10日

今年、如月の望月の頃

  [about me/misc]

今年の3月25日は月齢15、旧暦で如月十六日。
休みを取って病院に詰めていましたが、午後からは息抜きと、ちょっと重苦しい病棟の空気から外れ、考え事などしながら買い物に出かけていました。
その帰りに東の山の端に昇る大きな月を見て、25日-26日の二日間で、今年の如月の望月[February 24, 2005]を締めくくるエントリーを上げる予定でした。

今思えば悔やまれることばかりで、その日の朝からの遣り取りや、細々したことなどが、後悔となって思い出されてしまいます。
再入院してからは、毎日毎日、眠る時間よりも、仕事をする時間よりも、ずっと長い間側にいたはずなのに、結局何もしてあげられませんでした。
何も気付いてあげられませんでした。

せめて、午後から無理をしてでも近くにいれば良かったと。
会って於いて貰いたかった人達も沢山居たのに。
聞いておきたかった話も沢山あったのに。
かけてあげなければならなかった言葉もあった筈なのに、
私にはなにも出来ませんでした。

些細な変調もしっかりと看護師に伝えておくべきだったと。
私のせいなんです。
単に私の父親だと言うことだけでなく、重要な人でしたから。
結果として何百人もの人を混乱させることになってしまいました。
あれだけ側にいて、私は何一つ役に立てませんでした。

泣いてしまうから独りになるのが怖いのですが、
どうしようもなく泣きたくて、一人になりたい夜が続きます。

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2005年04月10日 23:33に投稿されたエントリーのページです。

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