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2006年01月 アーカイブ

2006年01月01日

2006年1月1日

喪中につき 新年のご挨拶 失礼させていただきます

 去る三月 父が永眠いたしました
 ここに昨年中に賜りましたご厚情を深謝致しますと共に
 本年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます

              Fujie

2006年01月03日

酒に氷を入れて

 ・・・ それが誰の真似かも とうに忘れた頃

DSC_0553.jpg
春鶯囀(しゅんのうてん)

何だか元日から半端に忙しくて、お節料理撮るどころではないわな。
なので、仏壇から下ろした「春鶯囀」。
ラベルがアンダーに落ちゃっていて・・・分かっているんですけれど、レフ板見つからない。
何だろう、去年の春先からずっと探している気がする。

2006年01月05日

Nikon D200 と MF Nikonの話題

昨年12月23日のエントリーにも書いたD200の縞ノイズ問題についてですが、1月5日現在、未だNikon Imaging でもアナウンスはありません。
まあ、年末年始休暇が明けてすぐですから、もう少し待ってみましょう。
私自身も直接問い合わせている時間があればよいのですが、なかなか。。。

しかし、Nikonはどうしちゃったんでしょう。
単に個体差とは言えないほどの縞ノイズ報告がネット上にあります。
もう、殆どD200全体の不具合と言っても良いくらいでしょうね。
カタチになってからベータ機のテストでも見抜けたでしょうに、何でこんな状態で出してしまったのでしょうか。
全く以て意図が分かりません。

この問題については、カメラマンの塙さんがNikonに要求を出して下さっています。


 
つまり、私の認識では、ニコンはノイズ問題をちゃんと認識していて、対策を検討中であるということ。だが、決定的な対応策がまだ打ち出せないでいるため、その状態でトラブルだけを発表してしまうとかえってユーザーが混乱してしまうという判断なのだと思う。(結果的に年を越してしまうことになったのは、失敗のような気がするが・・・)
 
そして、私はこの縞ノイズを絶対に解決してほしいとリクエストしている。理由は私が撮影するシーンとして、強い光源を入れ込んでポートレートを撮ることがあるからだ。そんなときにモデルの顔にノイズが乗ったらかなわない。だから、ちゃんと伝えてある。「直してくれ」と。
ニコンからはいつ正式な回答と対策が出てくるかは未定だ。
だが、そんな状況なので、このまま何もないということはないと思う。
少なくともニコンには私を含めてみなさんの声は届いています。

塙さんエライ。
とにもかくにも、近いところにいて、且つ声の大きな人がしっかりと発言して下さるのはとても心強いです。

開発グループも顔出ししてインタビュー受けている場合じゃあないですよ。
もちろん問題が大きくなる前のインタビューなのでしょうが、Nikonサイドとしてもこの時期にこんなインタビューの掲載はストップしてもらうとか、もうちょっとユーザの心配を正面から受け止めてもらいたいです。


 
-- D200は実に3年半ぶりの新製品になりますが、開発はいつ頃スタートしていたのでしょう?
 
「初の中級機としてD100を発売してから、市場動向を見たり、さまざまな調査を行ないながら、中級機にユーザーが求める製品としての価値が何かを見極めてきました。1年近く、実際のユーザーのフィードバックや社内の意見を交え、激論を繰り返し、方向が定まって開発を続けた形です。このため、メカ周りや製品としてのパッケージング全体の開発期間としては2年ぐらいをかけています」。

(バッテリーには不満が残りますけれど)確かにカメラとしての出来はとても良い仕上りになっています。

塙さんも使って楽しんだ方が良いといっています。
ファインダーがまだまだなのと、縞ノイズ問題に負けず劣らず問題となりそうな「バッテリー」の心配があるのですが、本当に撮る事が気持ちのいいカメラです。


D200はこの特殊な状況をのぞけば、実に快適な撮影ができるカメラだ。だから、まずはニコンからの対応を待ちながら、D200をいっぱい楽しんだ方がいいように思う。お正月なんていうのはカメラを持ち出す機会も多いだろう。そんなときに、憂鬱な気分でいても仕方がないので、状況を把握した上で、とことん楽しんでしまったほうがいいと思う。

撮る事が気持ちいいのですが、だからと言って出来た物が良い物になるとは限らないのは、腕次第という事ですから、、、


ところで、サービスセンターで対応が始まったという話が聞こえてきました。
出所はNikon Digital .Net のフォーラムです。
どういうことでしょうか。
もちろんきちんとした対策を受けられる事はとても良い事で、いえ、当然の事なのでしょうが、サービスの対応はそれとして、Nikon本体から公表も告知もないままに対策が始まっているという事でしょうか?
一番イヤなのは、このまま問題を大きくせずに直接のクレームにだけ対応して済まそうという姿勢ですが、、、、まだそうだと決まった訳ではありませんが、万が一にそんな対応をするとしたら、Nikonの信頼は一気に崩れ去るでしょうね。
もちろんそうでない事を祈りますが。


もう一つ、Nikonに関して残念なニュースがあります。
◆ Nikon MF 終了


 
ニコン、MF一眼レフカメラ「FM3A」およびMFニッコールレンズの生産を終了
 
  ニコンのマニュアルフォーカス(MF)銀塩一眼レフカメラ「FM3A」およびMFニッコールレンズの生産が終了、一部レンズを除きメーカー在庫も無くなったことが明らかになった。これにより、ニコンは1959年の「ニコンF」の発売以来46年間続けてきたMF銀塩一眼レフカメラ・レンズの生産から撤退することとなる。この情報は、カメラ情報センターがニコン・カスタマーサポートセンターの担当者に電話で直接確認したものであるが、ニコンがこの件に関するプレスリリースを発表する予定は無いという。

思っていたよりもずっと早く来ました。
もう少し余裕(猶予?)があると思ってFM3aは買っていなかったのですが、どうしましょうか。
D200の対応次第でNikonとの付き合い方(別に業界関係者ではありませんけれど)が変わるかも知れないので、魅力的ですがFM3aは見送りかも知れません。
買うとなったらやはりF6かも知れませんね。

関連するように昨年12月から噂が噂を呼び・・・というネタ。
◆ Zeiss "ZF"
Carl Zeiss が動きます。

デジカメWatch でも記事を書いている那和さんもネタにしています。

徒然なるままに
 写真家およびテクニカルライターの那和秀峻のウェブサイト

2006年1月3日(火)
 
 カール・ツアイスは自身のウェブサイトで昨年の12月31日に「極秘」と書いた予告広告を出した。それは新しい「高性能の」ツアイスZFレンズの予告である。
(略)
・・・このZFレンズの予告は十分なインパクトを持ったものだった。ツアイス・イコンのZMレンズはツアイスのMマウントレンズという意味である。そうすると、ZFは自然の流れで、ツアイスのFマウント、つまりニコンマウントということになる。

えーと、海外では既に12月20日過ぎ辺りから話題になっていたと記憶しておりますけれど、、、
まあ、各所の憶測を総合してみると、

 事実1. NikonはFマウントMFレンズおよびMFカメラの生産を終了
 事実2. ZeissはZFをリリースする

 推測1. Zeiss ZFがFマウントだとする
 推測2. Zeissの基準をクリアして、ボディも含めて対応出来るのはコシナだけ
 推測3. コシナがFマウントMFを引き受ける
 推測4. Nikonは現FマウントをAFのDX用として、今後は135規格フルサイズデジタル対応マウントの準備に入る・・・

まあ、素人の予想なんてこんなモンです。

2006年01月07日

疑似科学、似非科学、ニセ科学

何だか分からないけれど、たま~にテレビにも登場したりする話ですよね。
水に言葉を見せると結晶がどうとかなるって、アレ。
いよいよ物理学会がキレた!・・・というのはもちろんウソ、大袈裟、紛らわしい[ JARO] ですけど、スラドでネタになっていたので。

スラッシュドット ジャパン | 日本物理学会「ニセ科学」シンポジウム
kazekiriによる 2006年01月06日 13時02分の掲載
ニセ科学をみつめる部門より.
Anonymous Coward曰く、"日本物理学会は3月に「ニセ科学」のシンポジウムを開催する。"
asahi.comの記事へのURL付きでタレコミがきていたので調べたが、 確かに 日本物理学会の第61回年次大会にて、 「ニセ科学」とどう向き合っていくか?という シンポジウムが開催されるようだ。 シンポジウム提案者の 田崎晴明教授の日記でも開催経緯的なことが書かれている。 オカルト叩きというよりも、科学の仮面をかぶり一般社会に「科学」と して認知されている事象を研究するということのようだ。 その一例で提案主旨に「水に優しい言葉を かけると美しい結晶ができる」 とする小学校の道徳教育の現場で使われるという事態が挙げられている。

江本勝氏の「水からの伝言」:通称「水伝」シリーズですね。
(幸か不幸か、購入してはいませんけれど、、、だって高いんだもの)
いわゆるトンデモ本という認識はありましたけれど、まさか学校で使われているとは思いもよりませんでした。
まあ、近頃の先生方ってば洒落がキツイですよねぇ・・・ちなみに地元の書店では、新興宗教やらオカルト系の棚で見かけましたよ。
というワケで、詳しい話はスラドに上がっているリンクを辿るととても詳しいし、面白いですけれど、何で真面目に信じちゃうのかなぁ??? って思う次第です。
<水に"ありがとう"と言ったら綺麗に結晶しました>
 →まあ素敵なお話ですね。ハイおしまい。でしょ、フツーは。。。
何でかなぁ、信じてどうする。
子供に教えるなよ~、どんな教育受けて教員になったのよ、はぁ。。。

田崎さんが代表者になって、僕や天羽さん、それに池内了さんが講演する「ニセ科学」のシンポジウムを春の日本物理学会で行います。 日本物理学会に最近作られた「物理と社会」という分科のシンポジウムです。 物理学者が社会とかかわっていくありかたのひとつとして「ニセ科学批判」の問題を議論します。学会のシンポジウムとしては画期的なテーマではないかと思います。

今回のシンポジウムは学会内での問題提起という事のようで、相手をブチのめすのが目的ではないようです。
・・・残念。
やって欲しいなあ、真正面から。
そんでもって無責任なマスコミとか、思考力ゼロの教員はじめ、似非宗教やら似非学者やらに大恥かかせていただきたいのですが。まだ早いかなあ。

以下リンク
 (こういうエントリーで「先生」の敬称?は良いんだろうか。笑)
菊池先生
kikulog
ニセ科学入門

田崎先生
Hal Tasaki's logW 0601 日々の雑感的なもの ― 田崎晴明
1/5/2006(木)

天羽先生
事象の地平線::---Event Horizon---
山形大学理学部物質生命化学科 複雑系物質学研究グループ(天羽研究室)のページ
お茶の水女子大学 大学院人間文化研究科 複合領域科学専攻 冨永研究室
「TOSSランド」(教育技術法則化運動)へのコメント [ 水商売ウォッチング:拡がる怪しい水の話 ]

ニセ科学
市民のための環境学ガイド書庫 [www.yasuienv.net]
疑似科学 [Wikipedia]

ほか
「水からの伝言」 [google.com]

リンクするのも馬鹿馬鹿しいけど、一応。
IHM総合研究所
[www.hado.com] 「波動」って、あ~た。
 もうあの、リンク先に飛んだ時点で『怪しい』って気付きますよね。
 ていうか、気付いて。

2006年01月11日

「普通のカメラ」が普通ではなくなる日

Nikonから、正式にフィルムカメラ(銀塩カメラ)等の縮小が発表されました。

Nikon Imaging | 新着情報 2006/1/11 お知らせ
フィルムカメラ製品のラインアップ見直しについて
(略)
大判カメラ用レンズ、引伸し用レンズにつきましては全品の生産を終了し、在庫がなくなり次第販売を終了いたします。また、フィルムカメラボディー、マニュアルフォーカス交換レンズ、その関連アクセサリーにつきましては一部を除き生産を終了し、在庫がなくなり次第販売を終了いたします。

えぇー、大判ニッコールと引き伸し用もですか?
Nikonも普通の会社になっていくなぁ。
早いトコ、アクセサリーも買って置いた方が良いかも知れない。

事前情報通り、終了になってしまったFM3A 。
Nikomatを発展させAi方式に対応する新しいボディとして、1977年に誕生したFM [ニコン・ファミリーの従姉妹たち] から始まったシンプルNikonの流れは、これで終了となる。
一応ラインナップ上にはFM10もあるが、これはコシナ製OEMであるし、その造りもちょっとベツモノと思われるので、敢えて。
もちろん、FM10もそれなりに面白いカメラである

FMシリーズは一眼レフカメラのBasicだったから、このカメラには思い入れのある方も多いと思う。
これで写真の基礎を覚えたという人も、、、もちろん私もそういった一人である。
時代は変わっている。
新しい物、新しい技術の台頭によって、使い方や使われ方も、価値観も、基準も、そして概念さえも変わって行くだろう。

これからはデジタルが主流になっていく事は間違いない。
気付かぬうちにいつか、「普通のカメラ」とはデジタルカメラの事を指すようになる。
今後はどんなカメラがBasicとなるのだろうか。
そしてそのカメラ達は、どんな写真を見せてくれるのだろうか。

2006年01月12日

防湿庫の・・・

「やっぱり買っとこうかなぁ・・・FM3A・・・」とか思ったんだけれど、
防湿庫の整理をしながらよく考えて、やはり見送る事に。
とりあえずみんな元気に動いているし。
Nikon FM2
 奥から、FE2 FM2 NewFM2/T
今ならまだフジヤ新品レモン[Yahoo!ショッピング] に逆輸入新品があるようですね。

2006年01月14日

他人事

ただ今(2006年1月14日23時24分) 日本テレビで「ジェネジャン!」ていう番組やってまして、これがNHK教育(でしたっけ?)でやっていた「しゃべり場」のそっくりさんみたいな番組。
 まあ、「しゃべり場」も実は1-2度しか見た事無いんですけれど・・・
 (もっと言うと、通して見た事なんか一度もないですけど)

で、内容が『命 スペシャル』とか。
自殺したい人とか、病気になってしまったけれど死にたくない人とか(死んでしまったようだけれど)、
しかめっ面で聞いている芸能人とか、、、
思いとどまらせようとしているのか、ただ説教したいだけなのか、、、
忘れるとか忘れないとか、何をしたとかしないとか、、、、
何それ?

お互いの考えをぶつけ合い、徹底的に話し合って解決を見出そうではありませんか!

答えなんか出ないよ。

続きを読む "他人事" »

2006年01月17日

ツァイス ZF

某カメラ店サイトより流出? はいどうぞ→ ogisaku.com

○Planar T* 1.4/50 ZF (ニコンAi-S互換)   58,800円
○Planar T* 1.4/50 ZS (M42スクリュー互換) 58,800円
 焦点距離  :50mm
 絞り値    :f/1.4~f/16
 撮影距離  :0.45m~∞
 レンズ構成 :6群7枚
 フィルター径 :58mm
 質量     :330g
 最大径    :66mm
 全長     :45mm(マウントより)

○Planar T* 1.4/85 ZF (ニコンAi-S互換)117,600円
 焦点距離   :85mm
 絞り値     :f/1.4~f/16
 撮影距離   :1m~∞
 レンズ構成  :5群6枚
 フィルター径  :72mm
 質量      :570g
 最大径     :77mm
 全長      :62mm(マウントより)

次にうまれて来る時は

風に揺られるウスタビガ [みんなで作る日本産蛾類図鑑] のマユ。
何がこびり付いているかと思ったら、半身?出掛かったまま、なんだ。
この時期に羽化? ここ数日暖かかったから?
いや、もしかしたらマユ脱出に失敗したのかも・・・
少しだけ、気になるけど、時間が無くて見届ける事が出来なかった。
ウスタビガのマユ
ちょっとピンぼけなのは勘弁して

 また生まれてきたら、今度はしくじっちゃ駄目だよ。
 うまく生きよう、お互いね。

2006年01月18日

Zeiss 正式リリース

http://www.zeiss.com/photo [www.zeiss.com]
来ましたね。
サイトも昼頃からちょっと重かったです。

やはりコシナが造ると書いてありますね。
News にはZF(=Fマウントレンズ)発表と、製造と販社を分ける話。
で、ZFの紹介。
Image GalleryにはF6とF mount modul 付のSinar m、そして4本のZF。
昨日のPlanar 2本とは別に、f2のDistagon と同じくf2のMakro-Planar が写っています。
Makro-Planar は60mm? Distagon は・・・35mm?? 28mm???
フォトキナ待ちかい、、、

Planar 50mm かおっと。

2006年01月20日

カメラメーカーの話題と雑感

なんでしょう、1月に入ってからアクセス増えてます。。。
 (・_・)?
ひっさしぶっりに解析ログ見たら、「ニコン」「Nikon」「D200」「縞」「縮小」「Zeiss」「ZF」など、カメラ、ニコン関係のキーワードで検索してきたアクセスが多い・・・以前は「PAL」+「DVD」ばかりだったんですけどね。
今たくさんのニコンユーザーが情報不足で不安になっている証拠でしょうか。

もちろんニコンからも見に来てますね。
 分かってるんなら覗いてないで早く対応しろよ~ >ニコンの中の人達

もう、こうなったら見に来ている前提で好き勝手言ったる!!

私のD200の「縦縞」 (「縞ノイズ」とか「バンドノイズ」、「バンディングノイズ」とか言われてます)、思いきり再現性有りますが、ほかの皆さんに比べて弱いし出さない撮り方も出来る(逆光でディテールを残す時がヤバイ)ので、まだNikonの対応を待っている状況です。
もしかすると本当にこのままシカトする気かな?
銀塩縮小なんだから、注力するデジタル機は徹底的に良いものを出さないと、冗談抜きでNikonに未来はないと思う。
D200についてこのまま対応策を発表せず、万が一にも"一部の個体に発生する不具合"程度で片付けるつもりなら、Nikonは終わりです。
30年近くNikon を信頼して使ってきた私が言うんだから、間違いない。(か?)

もちろん私だって急いでいるわけではない。
これから市場に出るD200が問題のない製品となるまでは、発表出来ないだろう。
いい加減な事をすれば、それこそNikonの株価にまで影響を及ぼしかねない。だからこそ素早い対応が必要なのに、今以てニコンは何の発表もしていない。
これは遅過ぎはしないだろうか?

この問題、ようやくメディアでも取り上げ始めたようだ。

(略) 運よく入手できたユーザーからは、「待ちに待っただけあって大満足!」「思ったほどじゃないかな?」など、さまざまな声が上がっている。また、ネットの掲示板では「縞模様のノイズが発生する?」「バッテリーが全然持たない!」といった議論が盛り上がっており、その点が真実なのか気になるところだろう。

さて、これでニコンもだんまりを決め込むわけにはいかないだろう。
王座に君臨し続けたフィルム(銀塩)カメラの時代は過去の栄光。そのフィルムカメラを縮小(事実上の撤退宣言だが)してデジタルに注力すると言う以上、満を持して出したD200の品質管理がこれでは話にならない。
カメラがデジタル化して家電カテゴリーの分類になり、これからは巨大なブランドが競争相手となる。
このままでは「弱小メーカー」に落ちていくか、新しい時代も変わらぬNikonであり続けるか、それはもちろんニコン次第だ。


ふう、、、折角カメラの話題だから、まだ続けてみる。

さてNikonに続けーと思ったかどうか、コニカミノルタのカメラ事業、フォト事業の終了と今後の計画について 2006年1月19日 のニュース。
『レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ関連の一部資産譲渡等について』をコニカミノルタソニーそれぞれで発表。
これら一連の動きを受けてかどうか(既定のスケジュールだと思うが)、富士フイルムでは弊社の写真事業への取組みについて 平成18年1月19日 富士写真フイルム株式会社 と発表しました。
最後まで踏ん張るのはフジでしょうが、やはりジワジワと値上げです。


 富士フイルムプロフェッショナルカラーネガフィルムおよび黒白製品は写真館・スタジオ・ラボなどの業務分野を始め、さまざまな分野で広くご活用いただいております。しかしながら、近年デジタル化の進展により撮影・出力媒体の多様化が進み、需要が減少しているのに加え、銀・原油などの主要原燃料も高騰しており、生産の効率化・経費の節減など懸命なコスト吸収に努めてまいりましたが、・・・(略)

しょうがないでしょうね。
これからはほとんどの人がデジタルだもの。
ただ、ラボを含めてフィルムのサービスが提供される限りは、消滅はしないと思います。(希望的観測)

というわけで、先日の「ZF」についてコシナが正式に発表しました。
これまでのフィルムカメラ、特にニコンのシステムを使っていた人にとっては明るいニュースではあります。
キヤノンは引き続きEOSシリーズを筆頭とするフィルムカメラの販売を継続し、今のところ特に表立った動きはありませんが、私の記憶では2年以上前にデジタルシフト宣言していたと思います。(ソースが見つかりませんが、少なくとも新規開発は無かったはずです)



話が戻りますが、コニカミノルタの「αシリーズ」を引き継ぐソニー。
大丈夫でしょうか?
  ソニー、デジタル一眼レフカメラ市場シェア20─25%を目指す
 [東京 20日 ロイター] ソニー<6758.T>の中川裕デジタルイメージング事業本部長(執行役EVP)は、記者団に、デジタル一眼レフカメラで市場シェア20─25%を目指す考えを明らかにした。
 ソニーは19日、コニカミノルタホールディングス<4902.T>から3月末にデジタル一眼レフカメラの一部資産を取得すると発表した。ソニーとコニカミノルタは昨年、デジタル一眼レフカメラの共同開発で提携している。
 ソニーは、コニカミノルタが展開している「αマウントシステム」に対応したデジタル一眼レフカメラを夏をめどに発売する。ソニーの中川本部長は「デジタル一眼レフカメラ市場シェアは、20─25%以上を目指す」と述べた。さらに「この領域は、プレーヤーが少ないので、それ以上を狙っていきたい」と強調した。

とのこと。。。
いや待てソニー!こっちの問題 「サイバーショット中国販売中止」 [ITmedia+D] がまだ片づいてない。
この問題はヒステリックな反応を伴い、日本(人)のアジア軽視の問題にすり替えられようとしている。
下品な言いがかりで、インネン付けられていると言っても良いけれど、そこを綺麗に対応するのが「世界の」ソニーだと思う。期待しからちゃんとして。

それでソニーが出すらしい「α」だけど、「β」に続くのではないかな?
いえ洒落じゃなくて、まったく。

 デジタル一眼レフカメラには、プロ向けから入門機まで幅広い機種がある。ソニーの中川本部長は「あくまでもコンシューマ向けラインナップの一環」として、キヤノンやニコン<7731.T>のように最上位機種を狙うつもりはないとしていた。ソニーは、デジカメ用基幹部品を内製しており、デジタルAV(オーディオビジュアル)の技術も加えて、新たな製品を発売していくという。

(また)余計な事をしておかしな物を造るんだろうか。
新しい物好きのソニーファンはついて行くだろうけど、以前のように若い世代がソニーのブランドに惹かれる時代じゃないし。
これまでの「α」のユーザーもついて行けないのではないだろうか。
望まれていたのは「α-9」、この35mm一眼レフの傑作といわれるファインダー技術が引き継がれるか、「ソニー製α」の評価は先ずここから。
もしこの技術をないがしろにしたデジタルおもちゃを造るなら、「α」の名前を使うべきではないと思う。

2006年01月22日

iPod が

・・・壊れた!
鞄の中に放り投げたり、普段は車載でかなり荒っぽい使い方してるしなあ、、、そう言えば先日落としたのがまずかったか~さて、、、修理は29,800円[アップルサポート]って、そんなに出せないよ、今。
参ったね、どうしようか・・・と思ったのですが、サポート情報 を見て、初期化→再設定で直りました。
 わぁ、焦った。
iPod
とりあえず復帰したんだけれど、まだ不安定だなあ。
液晶がチラチラし出したし、ボタンの反応が悪いし、バッテリー系はそろそろ駄目みたい。
iPod (dock connector) というタイプになるんでしょうか。
そろそろ買い替えも考えようと思うけれど、メガネ作り直したばかりだけれどこれが今一つしっくり来ない、、、ふぅむ、どう考えてもメガネが先か。
でも、そろそろ新しくした方が良いかも知れない。
(こういう事を考え出すと、途端に壊れるんだな)

2006年01月23日

ジェットストリーム

 ジェット気流ではなくて、こちらの→Jet Stream [Tokyo FM]
 久し振りに晴れ渡って、城達也さんの声が響いてきそうな星空です。

 満天の星とまではいきませんけれど、D200で感度上げて撮ったらどうなるかな? などと思い立って、ピント合わせにオリオン座の"バーナードループ" [wikipedia]の南側方面へ向けてテストしてたら、飛んで来ました。
 本体内蔵機能のインターバルタイマー(今夜は8秒に設定)のテストも兼ねて自動で撮っていたんですが、びみょ~に間が悪いですね。
しかも、右翼(三本線の一番上ね)が、しっかり"M42"=オリオン大星雲 [wikipedia]を切ってくれやがりました、、、もう。
 (どのみちピン合ってませんけど;)

DSC_0969.jpg
Nikon D200 + Ai-AF 80-200 F2.8D (f=200)
 f:6.4 S=4" ISO800 NikonCaptureにて+2補正

画面左から右(西)へ、おそらく羽田発なんでしょうが、これを何処行きの、何の何便なんて事もサクッと調べて書けると、もうちょっとドラマチックなんですけど・・・
出来ねぇー。
(その前にピント、ピント。。。)

 急速なデジタル一眼の進化で、夜空(星)の撮影がとっても楽になりましたね。
 さすがに「Hα」領域などは簡単には写りませんが、現像を待つまでもなく、その場で確認出来るのは素晴らしい事ですよ。
 Nikonの場合には、Nikon Capture のCamera Control 使えば、暖かい室内から遠隔撮影なんて事も不可能ではない(bulb使える?)ですから、これからまた天文関係が盛り上がるかも知れませんね。

 まあ、光害の多い都会の皆様は、夜景で我慢して下さい。
   完全に負け惜しみですけど;;

2006年01月25日

その後の D200 (サポート情報)

元々テレビをあまり見ない生活なんですが、数日前からより一層つまらなくなりました。
理由はもちろん、例のLiveDoorのニュースですけどね。
なんて言ったらいいんでしょうか、ネットもそうですけれどもまるでハイエナというかハゲタカというか・・・
いわゆる「旬」だから仕方ないと言えばそれまで、でも重要なニュースは他にも沢山あるんでないかい?

まあ、特に切羽詰まったりもしていないニュースなんかは、ネットでじっくり追えばいいかもね。
んなわけで切羽詰まっていない私としては、またまたNikon D200の話です。

DSC_0739.jpg
緊張感のない絵だなぁ。(自爆ですけど)
もうちっと「シャキーン」とした絵も出るんですけれど(これはそのうち)、気を抜くと「どよ~ん」としてしまう事あります。
構図とか技術とか、そう言う撮影者のレベルとは別の要因で有るみたい。
もっとも最新のレンズがないので原因を切り分け出来ていないですが、Micro 55mmが思った程には解像しなかったり・・・という事もありますので、そろそろ点検がてら?調整サービスへ出そうかと。

今日は水曜日。
ニコンの定期発表はいつも水曜日なので、今日こそは何かあるかしら?と思っていましたが、まだ音沙汰有りませんね。
じゃあ、って事で、こちらから一方的に行きますか。

ネットのユーザー界隈では大騒ぎな『縞々ノイズ問題』ですが、ネットにどっぷりで無い方々はあまり騒いでないのかも。
まあ、12月16日発売日前後で初期在庫の殆どが捌けてしまい、ヨドバシ・ドットコムでも「2月以降のお届け」って言うくらいなので、実ユーザーは少数なのかも知れません。
 初回販売台数ってどの位だったんでしょうね?
そんなワケか、どんなワケか、サポート | 修理・お問い合わせ [Nikon-Imaging]の電話窓口もすぐに繋がる状況です。
某日、わざわざ混みやすい17時以降を狙って電話しましたが、実にあっさり繋がりました。
ネット上で大騒ぎしている割には、実際にクレーム付けている人って少ないのかも知れません。どうなってるんでしょう?
まあ、それはともかくとして、サポートスタッフの方の話では『調整するから、縞の出る画像データと一緒にサービス部まで送ってね』という事です。
また、その際の送付は着払いでOKとの事。
(ココを見てそのまま送る人はいないと思いますけれど、是非ご自分で確認して下さいね)
私は他にもピント調整とか、ちょっと甘い感じのするデータなど、いくつかまとめてお願いしたいな、とも思っていますので、あと少しデータ集めなどしてから送る事にします。

またそのついでに聞いてみたりしましたが、(D200の問題については)『個別対応ではなく、全般に対応する方針である。が、まだその段階にない』というお話でした。
この件では「初問い合わせ」(私的には)という事もあり、それ以上は突っ込みませんでしたが、やはりまだ完全には対策が出来ないのかもしれません。もちろんこれから販売する機体の不具合解消も優先事項でしょうし、大変なのでしょうね。

 ただ、それにしても遅いよ。>ニコンの中の皆さん

早くしないと噂と憶測ばかりが一人歩きし始めるよね。
海外では撮像素子を載せ換えた「D200s」の話が具体的なスペックとか、まことしやかなインサイダー話を伴って登場し始めているんだから、これじゃあまともなD200が店頭に上がっても買ってもらえないんじゃないの?
発売数ヶ月(しかも初期販売分のみ)にしてマイナーモデルチェンジって、、、まあ、それならそれで良いかも知れないけれど、本当にやるならD200ユーザーには「無償交換サービス」を用意してもらわなくちゃ。

あれ、そう言えばまだユーザー登録してない・・・


(26日追記)
話題に乗せ忘れていましたが、2006年1月25日付けで、取扱説明書pdfのダウンロードサービスが始まりました。
http://www.nikon-image.com/jpn/support/manual/
 デジタル一眼レフ
 COOLPIXシリーズ
 フィルムカメラ
 スピードライト
以上の4分類です。
まだまだ種類が少なく、なくしがちなレンズやアクセサリー類の説明書はありません。
また、古い機種が対応されておらず、従来の購入サービスになってしまうのが残念ですが、それでもこれまでよりは進歩です。
ただ、このようなサービスにしても他のメーカーは以前より対応していたわけですから、ニコンもようやく世間並になってきたと言うところかもしれません。
よく言われるように、機械屋の発想だと取り扱いマニュアルは有料でも、家電屋の発想ではサービスの一つですよね。
光学メーカーとしてニコンのサービスは一流でしたが、デジカメ時代となって「家電」カテゴリーに分類されると、サービスの質も違うレベルが要求されるわけです。
ニコンも早く一流に追い付いて下さい。

2006年01月30日

「抗議」じゃないっしょ。

1月30日はマハトマ・ガンジー [wikipedia] の暗殺された日です・・・よね。
 あ~れ? wikipedia間違ってない?

ガンジーと言えば非暴力(アヒンサー)。
短絡で申し訳ないですが、そんな日に、こんなニュースです。
テント強制撤去:19人分27物件解体 大阪・抗議続く-photoジャーナル:MSN毎日インタラクティブ
寒いですからねぇ、押しくらまんじゅうしてみたり大きな声を出したりと、身体を動かすのは悪くないでしょ。
ん~、違うの?


冗談はさておき、こういう時に出てくる「支援者」というのが大概の場合"くせもの"だったりするんですけど。
大阪の場合はどうなんでしょうね?

私んトコから近くのですと、梨が原(なしがはら)にある北富士演習場の県有地払い下げ問題、即ち忍草(しぼくさ)の入会権(いりあいけん)闘争~現代に至る自衛隊演習場返還闘争ってのがありまして、これなんかは一見して分かるように、遠目からも真っ赤に見える程「赤い旗」が踊っているわけですね。
まあ最近では目立たなくなりましたが、以前は<サングラス+マスク+白ヘルメット>という出で立ちの輩が多数出入りして、おばちゃん達を焚き付けていたわけですわ。
あのおばちゃん達って集会の時なんかは「モンペ」姿でテレビに映っていますけれど、何だかな~と思うわけですわ。
忍野村なんてファナック村と言われる程にカネ持っているでしょ。
昔から選挙もハデですしねえ~(隣の山中湖村程では無いかしら?)

私としては、なんて言うか、弱者を装った金持ちってのは大嫌い。
もちろんおばちゃん達がそうだとは言いませんよ。そんな事言いません。
おばちゃん達にしてみれば「農家の女しが仕事着にモンペ着るののどこが悪いずらか?」って事ですけどね。
そりゃまあごもっともです、ハイ。
でも、そんなところばかり某国際的環境団体の真似しないで欲しいです。
赤い旗や白ヘルメット達と縁が切れれば、地元でも応援する人が増えるでしょうにねぇ。もったいない。
でも、やはりテレビのニュースに登場する姿は、か弱き「農家のおばちゃん」なんだな。

という事でまあ、大阪のみならず、各地で強制排除されるホームレスの皆さんも、是非この様な姿勢を狡賢く見習ってみては如何かと。
チェーン振り回してスクラム組んで、大声で恫喝したらそれはもう「暴動」。
まあ、世代的にも「体制」に対峙すると途端に血の気が多くなる方々が多いかな?などとも思うんですけれど、まずは「不法占拠」という事実を胸に刻んで背中に背負って、控えめに闘って欲しいものです。
じゃないと、ヒィコラ言いながら働いて税金納めている人間から反感買いますぜ。

2006年01月31日

あらま!

読者って驚きの声よくあげる 豊中 丹下 弦太
・・・うまい・・・

あした天気になれ

1月はお終い。
何だか寒い寒いで明けた2006年も、ボンクラしている間に一区切り付いてしまいました。

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